広島・堂林 好調の要因は…本塁打を打った試合は13年から負け知らずの14連勝中
広島・堂林翔太内野手が好調だ。
前夜8日のDeNA戦では、八回に値千金の逆転満塁本塁打。出場11試合でリーグトップの打率・415、3本塁打、9打点で昨季までの不振から復活を印象づけている。
人気はトップクラス。長く苦しみながらも努力を積み重ねてきた堂林の活躍に歓喜するファンは多いが、ここまで好調の理由は何か。広島や巨人で打撃コーチを務めたデイリースポーツウェブ評論家・内田順三氏は「明らかに打席での様子が違う。自信を持って打席に立っているし、打てる球をセンター中心に打っているからこそ、結果につながっている」と話す。
打球方向で見ると、安打は左方向に9本(本塁打1)、中堅方向に6本(本塁打2)、右方向に2本とまんべんなく、高確率で安打にしている。
近年は右投手の方が打率も高かったが、今季も対右投手は打率・448、対左投手では打率・333の好成績。球種別ではボールになる変化球にバットが止まり、失投を逃さない。直球を打ち返した打球は、打率・615と高い数字を示している。(データは共同通信デジタル「TSUBASA」)
堂林が本塁打を打った試合は13年7月26日から1分けを挟んで14連勝中と、何かを持っている男。「今のところはいい状態できている。毎日必死です」。背番号7のひたむきなプレーに、注目が集まっている。