広島 勝利目前で悪夢 サヨナラ負けで借金ワースト「3」で5位転落

 選手交代を告げる佐々岡監督(撮影・金田祐二)
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 「中日3-2広島」(10日、ナゴヤドーム)

 広島は1点のリードを守れずサヨナラ負けで連敗。今季ワーストの借金3となり、中日と入れ替わり5位に転落した。

 1点リードのまま最終回に突入したが、チームの“泣き所”である救援陣がまたもや崩れた。前カードから守護神を務める菊池保が自身の悪送球などから1死満塁のピンチを背負い、大島の中犠飛で同点とされた。何とか引き分けに持ち込みたかった延長十回は、4番手のフランスアがビシエドにサヨナラ弾を浴びた。

 本塁打はカウント2-1から149キロのストレートを完璧にはじき返されてのもの。不用意な一球と言わざるを得なかった。試合後、佐々岡監督は「きょうみたいな接戦で守り切ることができれば、ガラッと変わるかもしれなかった」と勝利目前での悪夢に視線を落とした。早くもサヨナラ負けは今季3度目で、1点差ゲームは0勝4敗と、チームの課題は明らか。競り勝つ試合をモノにしたい。

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