広島 34年ぶり球団タイ記録の1イニング11安打!3回一挙9得点記録的猛打に球場騒然
「中日4-19広島」(11日、ナゴヤドーム)
広島打線が三回に猛打爆発。1イニングで球団タイ記録の11安打をマークした。
1-1で迎えた三回。中日先発の勝野を攻め立てた。鈴木誠、松山、堂林の3連打で無死満塁のチャンスをつくると坂倉が146キロ直球をはじき返し、右前適時打を放った。なおも満塁で田中広の左前2点適時打で追加点を挙げ、怒濤(どとう)の5連打で勝野をノックアウトした。
続く床田は代わった三ツ間の前に三振に倒れたが、初回に先頭打者本塁打を打ったピレラが左前適時打を放つと菊池涼が右翼線に2点適時二塁打。1死二、三塁から西川が前進守備の二塁手のグラブをはじく2点中前適時打を放ち、さらに追加点を挙げた。
これで、この回だけで先発野手全員安打。広島ファンは盛り上がり、中日ファンからはため息がこだましたが、まだ終わらない。鈴木誠が凡退後、松山が左翼線へ二塁打を放ち、2死二、三塁。堂林にも投手強襲の適時打、坂倉にも適時打が飛び出し、このイニングだけで球団タイ記録の11安打、一挙9得点となった。
この回、最後の打者となった田中広が三振に倒れると、ナゴヤドームは騒然。前回は1986年の6月3日の大洋戦の9回以来、34年ぶりの記録的猛打となった。セ・リーグ記録は阪神の12安打(69年)。