広島・佐々岡監督 中継ぎ陣へ注文「もっと考えて」有観客3タテで最下位転落
「広島4-9巨人」(16日、マツダスタジアム)
広島は投手陣が踏ん張れず、巨人に同一カード3連敗を喫した。マツダスタジアムでの巨人戦3連戦3連敗は、11年以来9年ぶり。
立ち上がりから劣勢だった。先発の薮田は初回に1点を失い、さらに大城に2ランを浴びた。ドラフト1位の森下(明大)が登録抹消中で、この日は先発ローテの谷間。“ブルペンデー”として早めの継投をもくろんだが、その策は首位・巨人の打力に粉砕されてしまう。
六回は高橋樹が吉川尚に2ラン。3点を追う七回は、2死二塁でフランスアが岡本に3試合連続のダメ押し2ランを左中間に、たたき込まれた。2ボールになれば勝負を避けることも考えたベンチだが、佐々岡監督は「あそこで、ど真ん中に投げられたらね…」と表情を曇らせた。
四球が、ことごとく失点に絡んだ3連戦。指揮官は「もっと考えて(投げないといけない)」と中継ぎ陣に反省と自覚を促した。この日は6投手をつぎ込んだが4投手が失点という惨状。本拠地有観客試合はまだ未勝利で、阪神と中日が勝利したため最下位に転落。負の流れを止めたい。