広島 守護神不在に苦しむ 佐々岡監督は菊池保の配置転換も検討へ

 7回終了後、選手交代を告げベンチに戻る佐々岡監督(撮影・高部洋祐)
 9回、同点に追いつかれ悔しそうな菊池保(撮影・飯室逸平)
 8回、サンズにソロを浴びる塹江(撮影・飯室逸平)
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 「阪神3-3広島」(22日、甲子園球場)

 広島は阪神に痛恨のドローを喫し、連敗を止めることはできなかった。1点ビハインドの九回に相手の失策と代打・会沢の適時打で2点を奪ったが、悪夢はその裏に起きた。

 マウンドには4番手の菊池保。先頭・梅野を遊撃への内野安打で出塁させ、犠打で1死二塁と一打同点の場面を迎えた。ここで木浪を左飛に打ち取り、2死二塁。勝利目前。しかし、途中出場の9番・近本に同点適時打を許してしまった。

 抑え不在で代役を務めている菊池保は、19日のヤクルト戦でも1点リードの九回に登板して同点にされており、2試合続けての救援失敗となった。試合後、佐々岡監督は配置転換について「今終わったところなので、これから考えます」と再検討を示唆した。

 チームは最下位に転落し、今季の阪神戦で1分け3敗とまだ未勝利。1点差、2点差での勝利が今季はまだない。接戦をモノにできない、苦しい現状が続いている。

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