広島 藤浪攻略はボール球の見極めと直球狙い ピレラ満塁弾は154キロまっすぐ
「阪神2-4広島」(23日、甲子園球場)
広島がホセ・ピレラ外野手の一振りで復活星を目指す阪神・藤浪晋太郎投手を沈めた。
初回に1死から安部、堂林の連打で一、三塁の好機を作ったが、鈴木誠が遊ゴロ併殺打に倒れた。その後は五回まで無安打と苦しんだ。
朝山打撃コーチは藤浪の投球に「ボール自体は力強いボールがきている。まずはその速いストレートに振り負けないようにしっかりとピッチャーに向かって入っていってもらいたい」と直球狙いを指示していたようだ。
続けて「ただコントロールにバラつきはあるのでボール球に手を出して相手を助けないようにボールの見極めをしっかりしながら打つべき球を打っていってもらいたい」と、六回は西川の中前打を足がかりに堂林、鈴木誠が連続四球を選んで満塁とした。
2死満塁となってピレラは「前の打席で少し詰まったので、速い直球に合わせて打ちにいった」と四回に151キロの直球に詰まり二ゴロに倒れたことを反省。六回の打席では1ボールからの2球目、154キロの直球を右翼スタンドに4号逆転満塁本塁打を放った。
ボール球の見極めと直球狙いが逆転満塁本塁打という最高の結果につながった。