広島 ドラ1森下がプロ初完封!2安打無四球12Kの圧巻投球 適時打でプロ初打点も
「阪神0-6広島」(14日、京セラドーム大阪)
広島のドラフト1位・森下暢仁投手(明大)が圧巻の2安打12奪三振でプロ完封勝利。打ってもプロ初打点となる2点適時打を放ち、投打にわたる活躍でチームの連敗を2で止めた。これで、森下自身は阪神戦は3戦3勝となった。
圧巻の投球だった。150キロ前後の直球にカーブで緩急をつけ、阪神打線を寄せつけない。五回2死までは無安打無四球無失点。梅野に中前打を浴びてもリズムを崩さず、七回にはサンズを三振に仕留め、三振は10個になった。
2桁奪三振は7月23日の阪神戦以来、今季2度目。球団新人のシーズン2度の2桁奪三振は、95年の山内以来となった。
バットでもみせた。4-0の六回2死一、二塁から、藤浪の低めのカットボールをうまく拾って三塁線を破った。プロ初打点となる2点適時二塁打。二塁塁上では笑顔で両手を挙げて、ベンチからの声援に応えた。
高校時代から攻撃は大好き。投球以外でもチームに貢献したいという気持ちを強く持つルーキーが、価値ある適時打に最高の笑顔をのぞかせた。
ヒーローインタビューでは「初勝利では最後まで投げきることができなかった。今日は最後まで投げられて良かった。ストレートが本当に良かった。最後まで投げきることができて、いい経験になりました」。無四球完封に「ここ最近の投球ではフォアボールばかり出していたので、ストライク先行で良かった」とうなずいた。