広島が巨人3連戦を前にやらなければならないこと 北別府氏が指摘
借金「5」で最下位に沈む広島は、18日から本拠地マツダスタジアムで2位DeNA、首位巨人との6連戦を戦う。デイリースポーツウェブ評論家の北別府学氏は、巨人戦の前に開幕から7戦先発しながら勝ち星がないK・ジョンソンに白星を付けることを大きなポイントに挙げた。
6連戦を前に北別府氏は「巨人戦どうのこうのというより、後半戦を乗り切ろうと思えば、K・ジョンソンに勝ち星を付けることが一番」と力を込めた。
20日・DeNA戦で先発が予想されるK・ジョンソンは、前回先発の12日・中日戦で序盤の三回までを無失点に切り抜けながら四回に先頭打者に四球を与えたのをきっかけに2失点。六回には押し出しの四球を与えたところで降板となり、5回1/3、5安打4失点で4敗目を喫した。
北別府氏は「私も勝てないときにこのような経験したけど、いいピッチングをしていてももう一つ粘れずちょっとしたところでほころびが出る」と分析した。「(14日)阪神戦で完封した森下のときは初回から点が入った。そのあたりが相手投手との兼ね合いもあるが、打線との巡り合わせもある。そんなに辛抱できる投手でもないし、点をうまく取っていかに楽にしてやるかだと思う」と打線の援護を期待した。
先週末の阪神3連戦最後の試合で「負けたゲームを引き分けた。1勝2敗と1勝1敗1分けでは気分も違う」と選手の気持ちを思いやった。巨人戦については「表ローテの森下、大瀬良、遠藤を当てられるのは強み。巨人はホームランが多いから低め低めに球を集める必要があるだろう」とアドバイスを送った。
ただ「もちろん巨人に勝ち越して悪い方向に向かっている雰囲気を何とかしたいところだが、まずはDeNA戦をどう戦うか。このDeNA戦をうまく戦ってトップを走る巨人戦に臨まなければ今季の浮上は厳しいと言わざるを得なくなるかもしれない」と、九里、野村、ジョンソンが先発するDeNA3連戦の戦いに注目していた。