広島が延長で勝てない…2敗6分け 佐々岡監督は「四球というのは、こういうことに」

 「広島3-5阪神」(30日、マツダスタジアム)

 広島は今季8度目の延長戦に敗れ、2カード連続の負け越しで4位浮上を逃した。延長戦は8試合で2敗6分けと、今季まだ勝利がない現状だ。

 3-3と同点の延長十回、抑えのフランスアが2死一、二塁で大山に3ボールから甘く入った直球を見事に打ち返された。右翼への2点適時三塁打で勝負は決まった。佐々岡監督は「1点を争うゲームで四球というのは、こういうこと(失点)になるんだから」と先頭・近本に与えた四球に苦言を呈した。

 この日でチームはシーズンの半分となる60試合を消化した。指揮官は「チーム状態が良くない中で、一つずつまずは借金を返さないといけない」。週明け1日からは13連戦が控え「打たないと勝てないだろうし、投手中心として守りの野球は基本だけど、やっぱり打って勝って勢いに乗りたいところ」と、攻撃陣が投手を助ける試合展開を理想に掲げた。

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