広島救援陣4連投解禁へ さあ13連戦コイ投一丸!先発は1イニングでも長く

 広島は1日の中日戦(ナゴヤドーム)から始まる13連戦を前にして8月31日、マツダスタジアムで投手指名練習を行った。先発陣は1イニングでも長く投げ、救援陣の負担を軽減することを誓った。横山投手コーチは、状況次第で救援陣の4連投解禁を示唆。チームは借金6でシーズンを折り返す。投手陣一丸となって、試練の13連戦を乗り越える構えだ。

 気温が30度を超える残暑の中、九里や野村らが登板へ向けて体を動かした。1日から始まる、今季最大のヤマ場の13連戦。勝利をつかみ、現状の5位から巻き返すためには先発陣の安定が欠かせない。強い日差しを浴びながら準備を整えた。

 ローテ順に変更はなさそうだ。1日からの中日3連戦は九里、野村、K・ジョンソンが先発予定。その後のDeNA4連戦(マツダ)は森下、大瀬良、遠藤が続く見込みだ。

 先発ローテについて問われた横山投手コーチは「今のところ、ローテを変えるプランはない」と説明。7日の同戦はローテの谷間だが、九里を中5日で投入する可能性は低い。2軍で先発する床田や中継ぎながら今季一度先発経験がある薮田が候補になりそうだ。8日からのヤクルト3連戦(マツダ)と11日からの阪神戦(甲子園)は中6日で前週と同じ並びが予想される。

 先発投手に求めるものを横山コーチは「1回でも長く、一つでも多くのアウトを取ってほしいという思いは強い」と力を込めた。

 1日に29歳の誕生日を迎える九里も意欲は十分だ。今季9試合で6回以上を投げたのは3試合だけ。前回8月25日・DeNA戦は4回を6安打3失点だった。右腕は「先発の役割が果たせなかったので、それが果たせるように一球一球を大事に投げていきたい」と前を向いた。

 2日の先発が見込まれる野村は6試合中5試合でクオリティースタート(先発6回で自責点3以内)を達成している。「13連戦の後も(15~23日に)9連戦がある。リリーフの負担が相当。何とか(長い回を)という気持ちはある」と背番号19。完投を目標に置きながら腕を振り抜く覚悟だ。

 中継ぎ陣の奮起も欠かせない。負担軽減のため3連投以上はさせない方針だったが、横山コーチは解禁を示唆。「4連投が状況次第であり得るという覚悟を持ってほしい」とキッパリ。塹江やフランスアら、勝利の方程式メンバーがフル回転して目の前の1勝をつかみにいく。

 1日からはシーズン折り返しの60試合が始まる。いきなり訪れた13連戦という後半戦最初の正念場を、投手陣一丸で乗り越えていく。

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