広島・佐々岡監督「何も策を打てなかった」2安打完封負けに嘆く
「中日5-0広島」(1日、ナゴヤドーム)
広島が完封負けを喫した。中日の先発・大野雄の前にわずか2安打に抑えられ、中日の球団タイ記録となる5試合連続完投勝利を許した。広島は今季、12球団唯一完封負けがなかったが、折り返しとなった61試合目で初めて無得点に終わった。
この日、1軍に昇格したメヒアなどを起用。大野雄の被打率は左打者の方が高いが、広島には右打者の方が被打率が高かったため、先発の九里を含めてスタメン9人を全て右打者に並べた。対策は練ったが、左腕の完璧な投球の前になすすべがなく、計11三振とバットが空を切った。佐々岡監督は「2安打しか打っていないので、何も策を打てなかった」と表情を曇らせた。
13連戦初戦は黒星スタートとなったが、厳しい連戦は続く。「勝って勢いをつけたい。打って勢いをつけたいというところでナイスピッチングされて何もできなかったが、また切り替えていきたい」と指揮官は必死に前を向いた。