「中日－広島」（２日、ナゴヤドーム）

　先発した広島の野村祐輔投手が１０１球を投げ、５回１／３を５安打５失点、勝ち投手の権利を持って降板した。会沢の満塁弾などで６－０と大量の援護点をもらった右腕。五回まではわずか２安打に抑える好投を続けていたが、六回に突如、制球を乱した。

　先頭の代打・遠藤に中前打を許すと大島にはカウント３－０から追い込むもファウルで粘られ、四球。続く平田を遊ゴロに打ち取り、１死を取ったが、アルモンテにも四球を与えた。１死満塁から４番・ビシエドに左前２点適時打を浴び、２失点。続く高橋に右前打を許したところでマウンドを降りた。

　１死満塁で登板した２番手・ケムナが阿部を三振に打ち取り、２死としたが、続く京田に押し出しの死球、代打・井領に右翼フェンス直撃の２点適時二塁打を浴び、１点差に詰め寄られた。

　打者一巡し、続く遠藤に四球。２死満塁と一打逆転のピンチを招いたが、大島を中飛に打ち取り、逆転は許さなかった。