広島、14安打9得点で連敗ストップ ピレラ、菊池涼が初回連弾、満塁弾の会沢は5打点
「中日5-9広島」(2日、ナゴヤドーム)
広島が3本塁打を含む14安打9点を奪って連敗を3で止め、4位中日とのゲーム差を0・5とした。
初回、ピレラ、菊池涼の1、2番コンビが2者連続本塁打。中日先発小笠原から開始1分、わずか5球で2点を先制した。
2試合連続で1番に座ったピレラは外角の140キロの直球を右翼スタンドに運ぶ8号ソロ。7月11日の中日戦以来となる2本目の先頭打者本塁打に「塁に出ようという気持ちでいきました。しっかりと強いスイングができました」。
2番・菊池涼は内角高めの143キロの直球を左翼ポール際に運ぶ7号ソロ。「JP(ピレラ)がいい流れをつくってくれたので、入ったのはたまたまですけど、結果的に良かったです」。広島の初回先頭から2者連続本塁打は2019年7月31日(東京ドーム=西川→菊池涼)以来、5度目。
四回は連打と四球で無死満塁の好機を作り、会沢が真ん中低めの141キロ直球を左中間席へ運ぶ5号グランドスラム。「みんながつないでくれたので、何とかかえすことができて良かったです」と7月26日のDeNA戦(横浜)で山崎から放って以来、今季2本目の満塁弾を振り返った。
6-0の楽勝ムードが一転したのは六回だった。五回まで2安打無失点の好投だった先発・野村が突如乱れた。安打と2四球で1死満塁のピンチを招き、ビシエドに2点適時打を浴びた。さらに高橋に右前打を許して降板。1死満塁で登板した2番手・ケムナは2死後、京田に押し出し死球、代打・井領に右翼フェンス直撃の2点適時二塁打を浴びてこの回計5失点。あっという間に1点差とされた。
それでも八回、無死一、二塁から会沢がこの試合5打点目となる左越え適時二塁打、田中広の右前適時打に捕逸で3点を加点して逃げ切った。野村は5回1/3を5安打5失点で4勝目。