広島、延長戦今季初勝利はならず 両チーム計33安打、24得点の大乱打戦

9回、右前へ同点に追いつく2点適時打を放ち、ガッツポーズを見せる広島・菊池涼=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
 5回DeNA無死、ソトが中越えに本塁打を放つ=マツダ
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 「広島12-12DeNA」(4日、マツダスタジアム)

 広島は九回2死の土壇場で菊池涼が同点タイムリーを放ったが、サヨナラ勝利はならず引き分けた。DeNAが17安打、広島が16安打の両チーム計33安打、24得点の大乱打戦だった。広島は今季9度目の延長戦で、2敗7分けとなった。

 延長十回はDeNAのエスコバーの前に、鈴木誠、松山と倒れ、三好が四球で出塁。上本が代走で出て長野の打席を迎えたが、あと1本が出なかった。

 先発の森下が三回に捕まり3回5失点で降板したのが誤算だった。打線が奮起し、四回に松山、ピレラ(2点打)、菊池涼と3本のタイムリーで同点においついたものの、直後の五回にはソトの10号ソロなどで再び3点差をつけられた。

 この後も反撃をしては突き放される、という展開となったが、2点差で迎えた九回に2死二、三塁の場面で菊池涼がこの日5安打目となる同点タイムリーを中前にはじき返した。

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