広島・佐々岡監督「食らいついてくれた」延長十回 決勝内野安打の大盛を評価
「ヤクルト2-3広島」(19日、神宮球場)
広島が、大盛穂外野手の二塁適時内野安打で延長戦を制した。
2-2の延長十回2死二、三塁だ。石山の頭上を越えた一打に全力疾走。二塁手・山田哲の送球よりもわずかに早く一塁へヘッドスライディングし決勝点をもぎとった。
昨年の9月は、育成選手として今季の支配下登録を勝ち取るために2軍で汗を流していた。佐々岡監督は「らしい、取り方だった。それまで3三振。ワンバウンドするフォークを振っていて、迷いがある中で、最後は食らいついてくれた」と目尻を下げた。
先発した森下は、勝ち星こそつかめなかったものの、失点は二回に坂口に浴びた右越え2ランのみ。9奪三振の力投で7回2失点にまとめた。
指揮官は「粘り強く投げてくれた。力強さもあった。勝たせてやりたいという気持ちもあって、七回までいかせた。ルーキーながら、ここまでしっかりと投げている。試合をつくり、勝つチャンスを与えてくれている」と話した。