近大・佐藤は球界代表する選手になる 広島ドラ1候補と面談!鞘師スカウト大絶賛
広島・鞘師智也スカウト(40)が5日、奈良県生駒市内の近大グラウンドを訪問。今秋ドラフト1位候補の近大・佐藤輝明内野手(4年・仁川学院)と面談し、改めて高い評価を明かした。面談の中で佐藤に評価を伝えることはなかったものの、野手でトップの評価をしており、プロ入り後の活躍にも大きな期待を寄せていた。
ずっと見続けてきたからこそ、自然と言葉に力が入る。鞘師スカウトは面談後、報道陣の取材に応じて改めて佐藤の潜在能力を絶賛。「僕は2年前から競合する選手と話してます」と前置きした上で賛辞の言葉を並べた。
「スケールは大きいし、球界を代表する選手になると思ってます。競合覚悟でいくかいかないかの選手ですし。野手だったらナンバーワンだと思うので」
パワフルな打撃を含め、走攻守の三拍子そろった逸材だ。広島は9月30日のスカウト会議後、白武佳久スカウト部長(60)が早大・早川隆久投手(4年)と共に「今年の即戦力は早川、佐藤の2人が中心」と挙げたように注視し続ける1人だ。
鞘師スカウトは「(1位で)いくかどうかも分かってない」と、球団としての評価は直接伝えなかった。それでも「『4年間見させてもらったのでがんばってくれよ』という話はしました。『うちと縁があっても、他球団と縁があってもがんばってほしい』」とエールを忘れなかった。
この日の佐藤はフリー打撃などで調整。7球団目の面談を終え、広島の印象を「ファンがすごい感じです」と話し「(プロから)注目されているのは分かっているので。でも特に気にせずやることだけをしっかりやりたい」ときっぱり。今後も数球団と面談予定だ。