広島・大瀬良が手術後初取材「春のキャンプ、開幕へ向け」復活誓う
広島の大瀬良大地投手(29)が9日、大野練習場で手術後初めて取材に応じ、現状を語った。
この日は約3時間のリハビリ。室内でストレッチなどで体を動かし、グラウンドで中崎や戸田とともにランニングを行った。「チームを離れてしまったということは残念に思っている。今はやれることをしっかりして、またいいパフォーマンスを出せるようにと思っています」と話した。
右腕は今季、開幕投手を務めるなどエースとして投手陣をけん引。しかし、7月24日のDeNA戦で2回2失点で緊急降板し、翌25日に出場選手登録を抹消された。その後、再び昇格したが、9月5日のDeNA戦では四回途中9安打8失点で降板。翌9月6日に出場選手登録を抹消された。8日にリハビリ組である3軍に合流し、16日に群馬県館林市の病院で「右肘関節鏡視遊離体摘出・骨棘切除・滑膜切除」の手術を受けていた。
この時期に手術を決断した理由として「あのまま頑張っていたとしてもチームにマイナスになってしまうと考えた。そうなるのであれば、しっかりと元気な状態に早く戻して長くチームに貢献できる方がいいのではないかという判断でこういう形になった」と説明した。
現在のメニューはリハビリがメイン。患部まわりの強化や全体の柔軟性などに重点を置いているという。
今季中の復帰は絶望的となったが、「抹消になった時点で今季はきついなと思っていた。そこは引きずっても仕方がない。前向きに捉えて、いいステップを踏んで春のキャンプ、開幕へ向けていい形で進めていきたい」と早期復帰に向けて意欲を示した。
なお、今季は11登板し、5勝4敗。防御率4・41だった。