広島3位・大道 みちのくの剛腕カープ女子のハートもつかむ
「プロ野球ドラフト会議」(26日、都内ホテル)
みちのくの剛腕が大エースの背中を追う。広島から3位指名を受けた大道温貴投手(21)=八戸学院大=は、目標の選手に米大リーグ・ツインズの前田健太投手(32)を挙げ、存在感あふれる投手となることを誓った。
「いつ呼ばれるか、不安な気持ちでいっぱいだった。素直にうれしい」と安どの様子を見せた大道。だが、プロへの目標を語りながら、その表情が引き締まっていった。
目標の投手を「前田健太投手を目指したい。近づいていかないといけない存在」と話す。広島でエースとして活躍し、現在は世界の舞台で戦う右腕に将来の姿を重ね、スケール感の大きな投手となることを誓った。
さらに「プロに入った以上、目指していきたい」と、将来的には前田も広島時代に2度受賞した沢村賞の獲得も視野に入れた。「カープ女子の印象があるので女性が多いのかなと。人気のある選手になりたい」。かすかに口元をほころばせた端正なマスクで、その投球で、広島ファンの心をつかむ。