広島から5位指名の四国ILp徳島・行木 NPB入り備え増量中「ケガしない体を」
広島からドラフト5位指名された行木俊投手(19)=四国ILp・徳島=が2日、徳島市内で白武佳久スカウト部長から指名あいさつを受けた。
今年7月から約2カ月で球速が10キロ近く上昇し、最速150キロに到達した潜在能力抜群の右腕。「NPBでやるぞ、という気持ちになった」と、決意をにじませた。
現在は増量に取り組んでいるという行木。77キロから85キロへ体重を増やし「直球の質、変化球の質を追い求めて、ケガしない体を作りたい」と、進化を目指す。
白武スカウト部長からは「じっくり体を作って、1年後、今の森下(暢仁)のような(先発)3、4番手の投手になってほしい」と、将来の成長を見据えた激励を受けた。球団の育成方針に感謝を示した行木だが「ゆっくりやる時間はないと思っている。慌てつつ体をしっかり作りたい」と、即戦力としての活躍も目指す。
広島伝統の猛練習にも「練習は嫌いではない」と臨むところ。「フォームが似ていると言われる」と、目標に掲げる昨年のドラフト1位・森下に近づくために研さんを重ねる。