完投の広島・遠藤に安仁屋氏あえて注文「バントの練習もしっかりするように」
「広島5-1巨人」(4日、マツダスタジアム)
広島・遠藤が自身2度目の完投勝利で5勝目を挙げた。九回に失点し、プロ初完封は逃したが、被安打4、7奪三振と力投した。
デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏は「ナイスピッチングだった。丁寧にコーナーを突いて打たせて取る投球ができていた。どの球種でもストライクが取れたので四球も1つだけだったし、何よりもマウンド上で自信を持って投げていた姿が印象に残った」と絶賛した。
打撃でも五回に先制点をお膳立てする左前打を放ったが、安仁屋氏は「素晴らしいヒットだったけど、注文をつけるとすれば、しっかりバントの練習もするように」と指摘。この日は二回と六回に送りバント失敗による併殺を喫しており、「打つ方を頑張るのもいいが、投手というのは自分を助ける意味でも、もっと送りバントを大切にしてもらいたい。失敗すれば自分の首を絞めることもあるし、状況によっては代打を送られることもある」と語った。