佐々岡カープ2年目決定 河田雄祐氏4年ぶりコーチ復帰へ 主要ポストか

 最終戦を終えてセレモニーでファンへあいさつする佐々岡監督(手前)
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 「広島2-3中日」(11日、マツダスタジアム)

 広島・佐々岡真司監督(53)の来季続投が11日までに決まった。また、球団が今季限りでヤクルトを退団した河田雄祐氏(52)を招へいすることがこの日、判明。河田氏がコーチとして復帰するのは4年ぶり2度目で、主要ポストに就くと見られる。チームは今季2年連続のBクラスに終わったが、2年目を迎える佐々岡監督が16、17年の連覇を支えた名コーチと共に再建を目指す。

 佐々岡監督が試合後のセレモニーで2年連続Bクラスを受けファンに謝罪した。1年契約で臨んだ就任1年目は52勝56敗12分けで借金4の5位で終了した。球団は来季続投を要請する方針。指揮官は「ファンの皆さんのご期待に応えられず、本当に申し訳ありません」と言葉を紡いだ。

 来季こそV奪還-。巻き返しを図るチームに名コーチが戻ってくる。18年からヤクルトで外野守備走塁コーチを3年間務め、この日退団が発表された河田氏だ。4年ぶりの復帰で主要ポストに就くとみられる。

 広島では16、17年のリーグ連覇時に走塁改革を浸透させた。河田氏はスコアラー室で映像を見返し、盗塁や隙を突く走塁をするための“材料”を追求。連覇時に残したリーグトップの盗塁数は、そのたまものと言える。

 今季チームの盗塁数は昨季の81個を下回る64個。リーグでは巨人、阪神の80個がトップで4番目の数字だ。走力で一つでも先の塁を奪えれば得点力は上がる。「機動力野球」は広島の代名詞。その復活を目指す。

 今季序盤は黒星が先行したものの、10月は15勝9敗3分け。11月も4勝2敗1分けと白星が先行。不調や故障者で空いたポジションに起用された若鯉が躍動し、貴重な経験を積んだことは収穫だ。

 指揮官は「10、11月の戦いは来季につながる。この悔しさを持って来年、チーム一丸で優勝を目指して頑張ります」と言って前を向いた。河田氏を再び迎える来季。逆襲が始まる。

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