広島・矢崎 7回2失点に手応え「真っすぐに頼らない投球できた」佐々岡監督も期待

 ヤクルト打線を相手に7回を投げ、2安打に抑える好投を見せた矢崎(撮影・立川洋一郎)
 6回、渡辺が放った投前への打球に反応してダッシュする矢崎(撮影・立川洋一郎)
 ヤクルト打線を相手に7回を投げ、2安打に抑える好投を見せた矢崎(撮影・立川洋一郎)
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 「フェニックス・リーグ、広島4-4ヤクルト」(21日、天福球場)

 広島の矢崎拓也投手が7回2安打2失点(自責点0)と好投した。

 三回まで無安打投球。四回に小園の失策が絡んで2点を失ったものの、すぐさま立ち直る。五回以降もテンポ良く投げ込んで若いヤクルト打線を手玉に取った。

 「変化球でカウントが取れた。真っすぐに頼らない投球ができたと思う」

 変化球の制球力を磨き、先発として臨む今秋。カウントが苦しくなったとしても、スライダーなどでストライクを奪えるため投球が窮屈にならない。狙い球を絞りづらくした結果、直球もこれまで以上に生きるようになった。この日で今リーグは3試合目の登板。計20回を投げ自責点1と安定感は抜群だ。

 見守った佐々岡監督は「変化球でストライクが取れたら打ち取れる。結果が出ている。続けてほしい」と話した。

 来季、背番号が「13」から「41」に変わる。「変化が起きるとういう事は、自分に対して良い未来だと思う。今、先発をやらせてもらっているので、このまま先発で勝負したい」。ローテ争いに参戦する。

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