広島・育成のコルニエルが好投 佐々岡監督も評価「まだ伸びる」
「フェニックス・リーグ、広島0-1DeNA」(24日、天福球場)
先発した広島のロベルト・コルニエル投手(25)が7回4安打1失点と好投した。最速は154キロを計測。スライダーやスプリットなどの変化球を効果的に用い、DeNA打線を抑えた。
コルニエルは「球は全体的に高かったが、真っすぐ狙いの打者を感じ取ってスライダーを投げられたのは良かった」と肌感覚で読みを察知し、狙いを外せた点を好投の要因に挙げた。
視察した佐々岡監督は「力のある球を投げている。楽しみな選手。技術はまだ伸びる」と評価。また、コーチ陣と話し合った後と前置きした上で、「1軍で見たいという気持ちがある」と来春の1軍キャンプスタートの可能性も示唆した。
永川投手コーチも「先発でもいけるし、1イニングをフルにいっても面白い。中日のマルティネス投手ぐらいの期待はある」と今季2勝、21セーブ、防御率1・13をマークした守護神の名を引き合いに出し、活躍を楽しみにした。
ドミニカ共和国のカープアカデミー出身で今年の9月末に育成契約されたばかりの新星だ。「コントロール良く、威圧感のある投手になりたい。理想は大瀬良投手。彼のような投手になって1軍で活躍したい」と大志を抱いた右腕が歩みを進めていく。