大瀬良&誠也 広島12年ぶりキャプテン制復活でV奪還じゃ!09年石原以来
広島が来季から主将制を復活させる事が18日、わかった。佐々岡真司監督(53)が地元テレビ局・中国放送の「イマナマ!」で明かした。投手は大瀬良で、野手は鈴木誠が指名された。投打の柱が言動でチームを引っ張って行く。
V奪還へ、指揮官が動いた。来季もテーマに掲げるのは一体感。その先頭をエースと主砲に託す。09年の石原以来、12年ぶりとなる主将制の復活だ。
「来季はキャプテン制を敷く。投手、野手1人ずつ。大瀬良と誠也にやってもらう。選手会長の田中広輔と話し合いながらやってもらいたい」
12月初旬、佐々岡監督が球団に提案したという。鈴木球団本部長は「広輔は選手会長として全体を見る。(大瀬良と鈴木誠には)グラウンド上で中心としてやってほしい」と期待を寄せた。
同制度を採用した06年は黒田と前田智がそれぞれ主将を務めた。08年にいったん、廃止となったものの、09年に復活した。来季2人が着用するユニホームに付ける主将マークのデザインは現在、検討されている。
25年ぶりにリーグ制覇した16年は投打に柱がいた。主将制はなかったものの「黒田と新井がチームを引っ張ってくれた」と佐々岡監督。全員が同じ方向を向き、ひたすらに勝利を目指した。指揮官は、大瀬良と鈴木誠にその姿を重ね合わせる。
2年連続Bクラスに終わった悔しさを力に変えて臨む来季。「投手から見た野手、野手から見た投手。いろんな意見を言いながら良いチーム作りをしてもらいたい」。強い団結力と共にシーズンを乗り越えていく。