広島・松山 目標は「40歳現役」 来季100打点へ今オフ筋トレ本格導入
広島の松山竜平外野手(35)が21日、広島市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、500万増の9000万円プラス出来高払いでサインした。現在35歳のバットマンは、40歳まで現役を続けることを目標に掲げた。今オフは筋力トレーニングを本格化させ肉体改造に力を入れる。あくなき向上心でグラウンドに立ち続ける覚悟だ。(金額は推定)
現役へのこだわりは強い。マイクの前に座った松山は大きな目標を口にした。「できる限りやりたい。40歳が一つの目標」。チームの勝利に貢献しながら一日でも長くユニホームを着る。野球への情熱は年を重ねる度に大きくなっている。
肉体の変化を補い、パフォーマンスを維持するため、今オフは筋力トレを本格的に導入。シーズン終了直後から下半身や背筋を中心に鍛えてきたが「大きなケガをしないようにという狙いもある。僕は打撃で貢献しないと続けられない」と、その狙いを口にした。
来季もこだわるのは打点。掲げる目標は「100打点」だ。今季は67打点ながら、チームでは規定打席に到達した打者の中で最も高い得点圏打率・324を残した。それでも満足していない。4番を任された9月下旬以降は勝負強さを欠いた。苦い経験を来季の力に変える。
主将のサポートも誓った。来季は主将制を再び採用。大役を投手は大瀬良、野手は鈴木誠が担う。「新井さんが言っていた、家族一丸となって優勝を目指して頑張っていく」。35歳という年齢は長野に続き2番目。経験などを伝えてチームの一体感を保っていく。
「中軸で1年間勝負したい」。新外国人のクロンがライバルとなる来季。卓越した技術とパワフルな体でポジションは譲らない。