広島・韮沢”菊池塾”で名手の技学ぶ 「捕球の確実性上げたい」
広島の韮沢雄也内野手(19)が24日、菊池涼介内野手(30)に弟子入りしたことを明かした。来年1月には合同自主トレを行う予定。ルーキーイヤーの今季は2軍で68試合に出場して打率・229、0本塁打、13打点。1軍初出場に向けて名手の技を学び、捕球の確実性を高めていく。
守備の名手から全てを吸収する。菊池涼に弟子入りを志願して認められた韮沢は「うれしいです。守備もそうですが、グラブさばきがすごい。体の使い方などを学びたい」と声を弾ませた。
ルーキーイヤーの今季、2軍での打率は・229だったが、チームで2番目に多い68試合に出場し、守備での堅実さが光った。遊撃、二塁、三塁を守り、本職の遊撃では19試合で2失策。守備率・975と高い数字を残した。「少しは手応えもあった」としつつ、「イレギュラーする球への反応だったり、逆シングルのさばき方など、守備範囲もまだまだです」と課題を口にした。
さらなる守備力向上へ。今季、二塁手として史上初のシーズン無失策、守備率10割を達成した菊池涼への師事は進化の足がかりになる。「エラーをしないということは、コツとかがあると思う。それをつかめるように。捕球の確実性を上げたい」と意気込んだ。
1学年上の小園だけでなく、今季1軍初出場した羽月、遊撃手のドラフト6位・矢野(亜大)など若手内での争いもし烈だ。「1軍で出られるように頑張りたい」と力を込めた背番号54。充実のオフを過ごし、飛躍の2年目とする。