広島・佐々岡監督 鯉投の秘密兵器は育成・コルニエル「まだまだ伸びしろある」

 広島の佐々岡真司監督(53)が新春インタビューで勝利への意欲を言葉に変えた。監督就任1年目の昨季は5位。2年連続Bクラスの悔しさを晴らし、3年ぶりのV奪還を目指すシーズンだ。デイリースポーツの広島担当記者が、インタビューでのこぼれ話を明かした。

  ◇  ◇

 どれだけ選手層に厚みを持たせてシーズンを戦えるかがV奪還には重要だ。佐々岡監督は若手投手陣の台頭に大きな期待を寄せる。その思いを強くしたのは昨年11月に視察した「みやざき・フェニックス」リーグだった。

 秘密兵器はドミニカ出身の育成選手・コルニエルだ。最速154キロの豪腕で、決め球のフォークを武器に矢崎、高橋昂、山口らに負けじとアピールした。

 「まだまだ伸びしろはあるよ」と指揮官。その言葉に評価の高さがうかがえる。1軍春季キャンプへの参加も決まっており、内容次第で支配下登録への道が見えてくる。

 チームに150キロを連発する投手はいない。重圧がかかる1軍でも本来の力を発揮してほしいと、佐々岡監督は願っている。(デイリースポーツ・市尻達拡)

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