カープ野間、レギュラー奪取で盗塁王争う 7年目の誓い…目指す30盗塁
広島の野間峻祥外野手(27)が15日、マツダスタジアムでの自主トレを開始し、定位置を奪って盗塁王争いに参戦すると意気込んだ。昨年12月にはイチロー氏などが現役時代に行っていた初動負荷トレーニングを取り入れた。高めた俊敏性で大きな目標に向かう。
今季にかける決意表明だ。野間は定位置奪取を目下の目標とし、盗塁について力を込めた。「盗塁王争いに食い込んでいけるように。30盗塁がボーダーラインになると思う。その辺はクリアできるようにしたい」。真っすぐ前を向き、言葉を紡いだ。
チーム屈指の俊足は今オフ、そのスピードにさらに磨きをかけた。昨年12月にはイチロー氏らが現役時代に取り入れていた「初動負荷トレーニング」を実施した。
「関節周りの可動域とかが動いてくるかなという感覚がある。続けていきたい」と体の変化に手応えを感じている。
盗塁数を増やすためには打力で存在を示し、外野の一角を担う必要がある。昨年はバットを寝かすなど試行錯誤を重ねたが、打率・240、0本塁打、1打点と苦しんだ。「シンプルにタイミングを取って下半身で(打つ)」。この日の打撃練習では背筋を伸ばしながらスイング。今年は自然体で強くバットを振り、結果を求めていく。
規定打席に達した18年以降、成績は下降線。昨季は70試合の出場にとどまった。「全体的に考えすぎず、受け身にならないように。キャンプからチャレンジしてアピールしていきたい」。今季で7年目。殻を破る。