広島・スコットが飛躍目指す 心機一転で長髪から短髪に
広島のテイラー・スコット投手が24日、今季は1軍で1年間戦力になることを誓った。
来日後の自宅待機期間を終え、この日はマツダスタジアムに隣接された室内練習場でノックなどを受けた。「初日としてはすごく良かった。久しぶりにみんなと顔を合わせることができた。状態は仕上がってきていると思う」と表情を緩め、自宅待機中は家族とテレビ電話するなどして過ごしたという。
昨季は守護神として開幕を迎えたが、2度の救援失敗など精彩を欠いた。一度先発を経験するも、7試合で0勝3敗、防御率は15・75と崩れ、「ふがいない苦しい1年だった」と唇をかんだ。
心機一転の意味も込めて、今季はトレードマークであった長髪を切った。「長年長髪できたので、そろそろ短くして新しいことに挑戦しようかなという気持ちで切りました。今年はずっと短髪で過ごしたい」と話した。
昨季は先発と中継ぎ両方を経験した。「両方いけるなという感覚はあった。役割は自分が決めることではなく、チームが決めること。与えられた部分で結果を出したい」とこだわりはなく、チーム方針に従う意向を示した2年目助っ人が、さらなる飛躍を目指していく。