広島・小園 足上げ幅小さく「軸をつくって…」確実性アップ狙いスタイル変更
「広島2軍春季キャンプ」(2日、日南)
プロ3年目で初のキャンプ2軍スタートとなった広島・小園海斗内野手(20)が、打撃面の確実性アップをテーマに掲げた。この日は早出に始まり、フリー打撃に特打と一心不乱にバットを振った。
足を高く上げるスタイルから、上げ幅を少なくして練習に取り組む。結果が出なかった時期を振り返り、「バットが出てこない状態で詰まった。確実性もない。左足、軸で立てなかった」と自己分析。「軸をつくって、打つ」ことに主眼を置いている。
東出2軍打撃コーチは、軸足に体重を乗せる感覚をつかむことで「フラフラしなくなるし、確率が良くなってくる」と効果を説明。特筆すべき打撃センスを兼ね備えているからこそ、幹となるスイングの重要性を説いた。
居残り特打では、ケージ裏で見つめる西川から助言も受けた。「練習量は上げていかないと。結果を残せるようにやっていけたら」と腕をまくった小園。理想のスイングを体に染みこませ、自身の武器をさらに磨く。