広島OB高橋里志さん死去 72歳、肺がん 77年に最多勝

 高橋里志さん(2015年撮影)
77年8月、完投勝利を挙げ古葉監督(左)と握手する高橋さん
現役時代の高橋里志さん=1978年8月3日
3枚

 広島の投手だった高橋里志さんが、1月31日に肺がんのため広島市内の病院で死去したことが3日、わかった。72歳だった。

 福井の敦賀工から電電北陸を経て、1967年度ドラフト4位で南海に入団。72年オフに自由契約となり、1年間の浪人を経て74年に広島入り。77年に44試合に登板し20勝14敗、防御率3・73で最多勝のタイトルを獲得した。

 81年に佐伯和司との交換トレードで日本ハムへ。82年は最優秀防御率のタイトルも獲得した。85年には近鉄でプレーし、86年限りで現役を引退した。通算18年で309試合61勝61敗4セーブ、防御率4・44だった。

 引退後は中国放送で野球解説者を務め、飲食店も経営していた。

 引退後は、広島OB会の副会長を務めた。取材に応じた会長の安仁屋氏は「最後にあったのは去年の春ごろ。そのときは元気だったんだけど…。副会長としてOB会のために尽力してくれた。佐々岡監督の事をすごく応援していた。天国からチームを見守ってほしい」と話した。

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