広島・床田 初シートで8人斬り ツーシームも試投で手応え
「広島春季キャンプ」(8日、沖縄)
直球がズバズバと決まった。広島・床田寛樹投手(25)が初めてシート打撃に登板し、打者9人に対し36球を投げ、2三振を奪うなど無安打、1四球に抑えた。「真っすぐをしっかりと押していこうと思っていた。直球を低めに制球できたのはすごくいいと思う。これを続けていければ」と満足げな表情を浮かべた。
最速は145キロだったが、数字以上に球威のある直球が内外のコースを突いた。特に堂林にはカウント1-2から内角に鋭く食い込む角度のある真っすぐで見逃し三振に斬った。完全習得を目指すツーシームも試投し、「動きはいいので、あとは質とコントロールですね。継続してしっかりカウントを取れるようにしたい」と手応えをつかんだ。
まずは開幕ローテーションを勝ち取ることが目標だ。昨季5勝に終わった左腕は「結果と内容にこだわって2桁、規定投球回にいきたい」と意気込んだ。