安仁屋氏が広島・野村に2桁勝利&リーダー役を期待
広島・野村祐輔投手(31)が日南2軍キャンプで調整を続けている。昨年は春季キャンプで右ふくらはぎを痛めて開幕に間に合わず、シーズン終盤は右鎖骨下静脈血栓症除去の手術も受けた。6勝(3敗)にとどまった右腕に、デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏(76)が期待を寄せた。
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手術明けということもあり、今春は日南2軍キャンプのスタートとなったが、落ち着いて自分のペースで調整できるので逆に良かったんじゃないかな。去年の調整ミスの反省もあるし、また手術により体調面の不安もなくなったことで、今年はいい状態で開幕を迎えてくれるだろう。私がシーズンで期待するのは1年間、先発ローテを守っての2桁勝利。体調さえ問題なければ十分にクリアできる。
もう一つ、祐輔に期待したいのは投手陣を引っ張っていくことだ。今年は大瀬良が投手キャプテンに指名されたが、彼も手術明けだし、責任感も人一倍強い男なので、いろいろと一人で抱えすぎてしまうことが心配だ。少しでも負担を軽くして伸び伸びと投げさせてあげるためにも、経験豊富な野村が大瀬良の相談相手になったり、また投手陣全体にもしっかりと目を配り、リーダーとしての役目を果たしてほしい。