「広島春季キャンプ」（１１日、沖縄）

　２年連続の“開幕投手”を託された広島の遠藤淳志投手（２１）が、１４日の阪神との練習試合に向けて意気込みを語った。

　この日の紅白戦で登板予定だったが、降雨のため中止。「指名されたからにはしっかりと自分のものを全部出したい。テーマや課題を持って対外試合に臨めればいいかなと思います」と話した。

　特に１学年上の阪神のドラフト１位・佐藤輝（近大）との対戦を熱望した。「チャンスで打てる打者。確かなものをつかめれば、開幕に向けて自信がもっと付いてくるんじゃないかなと思う。注目されている打者を抑えることは投手としては見ものだと思いますし、絶対負けたくない気持ちは常に持って投げたい」と気持ちを高ぶらせた。

　佐々岡監督は「しっかりと今までやってきたことを出してほしい。今年はまた一から競争。ローテーションを奪うんだという気持ちで投げてもらいたい」と期待を寄せた。