カープ佐々岡監督「炎上すれば次はない」大乱調薮田の投球“打ち切り”で厳しい言葉
「広島紅白戦、白組0-10紅組」(25日、コザしんきんスタジアム)
白組の先発・薮田和樹投手(28)が、大乱調で開幕ローテ争いから大きく後退した。
初回、先頭の田中広を内野安打で出塁させると、続く羽月にはストレートの四球。そのうち2球が自身の暴投で、3番・堂林には2点適時打。鈴木誠は三振に斬ったが、6番・大盛から6連打を浴び、8安打8失点でなおも一、二塁の状況でバックネット裏から見守った佐々岡監督は攻守交代を指示。3アウトを待たず、異例のイニング終了が命じられた。
二回以降にまた登板したが、三回には正随にソロを被弾。右腕は「悔しいし、うみは全部出たと思って、同じ姿を見せないようにするしかない」と懸命に前を向いた。
佐々岡監督は「投げ続けても、何の代わり映えもなかったから。ただ小手先で投げているように見えた」と、“打ち切り”の理由を説明。最終クールに入り、投手陣には激しい競争を求めただけに「最後の競争の中で言い訳にはならない。今は次があるか、ないかの競争。炎上すれば次はない」と厳しく指摘した。