広島・クロン「誠也がすごいと」菅野と27日初対決 予習バッチリ

 打撃練習中、笑顔を見せるクロン
 守備練習に励むクロン(撮影・北村雅宏)
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 「広島春季キャンプ」(26日、沖縄)

 広島のケビン・クロン内野手(28)が、練習試合・巨人戦(27日・沖縄セルラー)での巨人・菅野との初対決を心待ちにした。鈴木誠から右腕の印象を聞き、初実戦となる相手エースについての予習はバッチリで、対戦した経験を今後に生かす考え。持ち前の長打力を発揮し、シーズンに向けてアピールを続けていく。

 球界最高峰の右腕との初対決に興奮を隠せなかった。クロンが敵軍エースとの初対戦に胸を躍らせた。「どういうふうに投げてくるのかを見極めてコンタクトしていければ。結果がどうであれ、攻め方や球筋を見てみたい」とまずは目を慣らし、今後に向けて研究していく考えを示した。

 鈴木誠から既に印象を聞き、予習はバッチリだ。「いい投手だと言っていた。誠也クラスがすごい投手だと言っているので、すごいんだろうなという印象はあるね」。菅野は初実戦とまだ試運転の段階だが、球界屈指の右腕との対戦は自らにとってもプラスとなる。

 昨季、菅野は対広島戦に4試合に登板。2勝1敗、防御率は2・52の成績だった。主砲の鈴木誠は、右腕から10打数1安打に終わるなど、野手陣全体として打ち崩すことができず、6年ぶりとなる巨人戦負け越しの一因にもなった。

 そのため、新戦力のクロンが菅野キラーになることができれば、チームにとっても心強い存在になることは確か。「高いレベルでの競争を目的に日本に来た。いい投手と対戦するのは非常にワクワクするよ」と初対戦を心待ち。シーズン中に何度も対戦する相手に、本番前に予行演習できることは貴重な経験になるはずだ。

 練習試合では初出場となった16日のロッテ戦から3戦連続で無安打となったが、21日の阪神戦で待望の初安打となる二塁打を記録。23日の中日戦でも安打を放った。5試合に出場して17打数2安打、打率・118と成績自体は低調も、徐々に日本球界へ対応して、状態を上げている。

 この日のマシン打撃では快音を響かせ、鈴木誠や長野らと談笑するなどリラックスした表情で汗を流した。「試合の中でしかできない感覚やタイミングの取り方をしっかり確認したい。精度を上げていきたい」と意気込んだ新助っ人。残りの練習試合はあと2つ。昨年、チームが苦しめられた巨人のエースを攻略し、自らの糧としていく。

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