「広島春季キャンプ」（１日、沖縄）

　広島の開幕投手に決定した大瀬良大地投手（２９）が、大役への決意を語った。キャンプ打ち上げのこの日、佐々岡監督が明言。３年連続３度目の開幕投手に「大変光栄に思いますし、とにかくその責任を全うしたい。非常に特別なマウンドであることは肌で感じています。最高のパフォーマンスを皆さんにお見せできるように」と表情を引き締めた。

　昨年９月に右肘を手術し、キャンプは２軍でスタートした。だが順調に回復し、２０日に１軍合流。２８日に行われた日本ハムとの練習試合（名護）で術後初実戦に登板し、３回無失点に抑えていた。

　２年目の森下や九里も候補に挙がっていたが、経験豊富な大瀬良への信頼は絶大。大瀬良は過去２年の開幕戦でいずれも勝利投手になっており、３年連続で勝利投手になれば、球団では１９８２年から８４年の北別府学氏以来、球団最長タイとなる。３月２６日、本拠地マツダスタジアムでの中日との開幕戦で、エースが先陣を切る。