「オープン戦、広島２－１ソフトバンク」（２１日、マツダスタジアム）

　広島のドラフト１位・栗林良吏投手（２４）がオープン戦初セーブを挙げて開幕前最後の登板を終えた。

　２－１の九回から登板。キャンプ期間中の対外試合を含めて、６試合全て無安打投球を披露していた右腕は、先頭の明石に二塁打を許して無死二塁のピンチを招いた。

　その後２死満塁で、周東にフルカウントから２球粘られたが最後は見逃し三振。「低めのフォークを見逃されたので『押し出しだけはやめよう』と、ストライクゾーンに強いフォークを投げた。必然的に気持ちも入っていたし、ベストな形で抑えられたので良かった」と試合を締め、ガッツポーズを見せた。

　佐々岡監督は「ピンチを作ったけど、しっかり３三振で抑えたのはさすがというところだし、今日は相当な緊張をしたと思うので、最後にこういうゲームができてよかったと思う」と、新人守護神の“最終リハ”を高く評価していた。