広島・床田 執粘星 プロ5年目で初のシーズン初登板勝利 同点適時2塁打実った

 「広島4-2阪神」(31日、マツダスタジアム)

 出はなをくじかれてきた過去に、終止符を打てた。前夜のムードを止めない粘投。広島・床田寛樹投手は「思ったより、緊張しなかったですね。いい緊張感の中で投げられたと思います」。6回6安打2失点。6三振を奪い、プロ5年目で自身初となるシーズン初登板での勝利投手に輝いた。

 先制直後の四回。サンズに同点の右前適時打、梅野の中前適時打で勝ち越された。だが、それ以上は傷口を広げない。直後の攻撃では2死二塁で「点を取ってもらった後に取られていた。バットに当てれば、何かある」と伊藤将から左翼線への同点の適時二塁打。勝利への執念が実った。六回にクロンの一発で白星の権利が舞い込み「めちゃくちゃうれしかった」と笑顔がはじけた。

 過去4年間、シーズン初登板で勝てていなかった事実を最近知った。「そういえば勝ってないなと。『何とか勝ちたいな』と思って投げていた」。昨年11月にはバランス重視の食事を意識し、揚げ物を控えた。10分で済ませる食事に30分を費やすなど、工夫も凝らしてきた。

 佐々岡監督も「6回2失点でゲームをつくってくれたのが、この逆転勝ちにつながった」と評価。「左投手で自分が引っ張っていけるように」と誓いを新たにした床田。好発進を決めた左腕がこのまま突き進む。

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