広島9-8で巨人撃破 栗林が三者三振!12試合0封で8S 新人記録の13試合に王手

 「巨人8-9広島」(25日、東京ドーム)

 点の取り合いを広島が制して、勝率5割に復帰した。九回裏はドラフト1位・栗林(トヨタ自動車)が若林、丸、岡本和を3者連続三振に斬って今季8セーブ目を挙げ、開幕から12試合連続無失点。両軍合わせて26安打という乱打戦を勝ち切って、勝率5割に復帰した。

 広島は6点をリードして迎えた八回に、森浦、大道、塹江の救援陣が攻略され一気に同点に追いつかれた。しかし、九回、先頭の代打・中村奨が中川から右中間フェンス直撃の二塁打で好機を演出し、1死三塁から菊池涼の犠飛で1点を勝ち越した。

 先発の野村は5回を2失点でしのぎ、勝ち投手の権利を手にしていたが、八回に一度同点に追いつかれたため、今季初勝利はお預けになった。

 菊池涼はヒーローインタビューで「本当、しんどかったです」とひと言。「最後、奨成も(長打を)よく打ってくれたし、緊張な場面で三好がバントを決めてくれたので、みんなの勝ちたいという思いをバットに込めて打席に入りました」と語った。

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