広島 天敵・秋山にまたも勝ち星許す 3連敗で借金2

 7回、秋山の前に三飛に倒れる西川(撮影・飯室逸平)
 5回、阪神に追加点を奪われ、九里の元に集まるカープナイン(撮影・飯室逸平)
8回、左越えへソロを放つ広島 ケビン・クロン=甲子園(撮影・田中太一)
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 「阪神4-2広島」(30日、甲子園球場)

 広島は阪神先発の秋山をまたも攻略できず、今季最多タイとなる3連敗で借金は2に膨らんだ。

 “3度目の正直”とはならなかった。初回2死二塁のチャンスを作るも4番・西川が三振。二~四回は三者凡退に抑えられた。右腕の緩いカーブやフォークを駆使した緩急自在の投球に苦戦を強いられ、七回までスコアボードにゼロが並んだ。

 八回1死から代打・クロンが左越えソロを放ち、田中広と菊池涼の連打で二、三塁としたところで秋山を降板させたものの、時すでに遅しだった。

 4月1日は7回2失点、15日は7回無失点と完璧に抑えられていた右腕と今季3度目の対戦となったが、またもはね返された。

 昨季も同カード6試合で4勝0敗、防御率1・45と苦手としていた天敵にこれで7連敗。20年7月21日から9戦勝利がなく、秋山には19年5月19日(甲子園)に勝利して以来約2年、白星がない。

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