広島・野村が五回途中5失点で無念のKO 佐藤輝に痛恨の満塁被弾

 5回、野村は佐藤輝に逆転満塁弾を浴び降板する(撮影・田中太一)
 1回、マルテに死球を当て顔をしかめる野村(撮影・田中太一)
 力投する野村(撮影・北村雅宏)
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 「阪神-広島」(2日、甲子園球場)

 先発した広島・野村祐輔投手(31)が、40/3を投げて5安打5失点で降板。今季初勝利の権利を視界に捉えたところで、佐藤輝に逆転の満塁弾を浴び、無念の降板となった。

 2点リードの五回。あとアウト3つで勝利投手の権利を手にできたが、無死満塁のピンチを迎えた。ここで、4番・佐藤輝にまさかのグランドスラムを献上。カウント2-2と追い込んだが、低めのチェンジアップを泳がされながら右翼スタンドまで運ばれた。

 立ち上がりから制球に苦しんだ。初回は3四死球で2死満塁と先制のピンチを招き、6番・陽川を二飛。二回は三者凡退に片付け、味方が1点を先制した直後の三回は、マルテに同点の適時打を許した。

 球数は三回終了時で70球。5四死球と苦心の投球だった。それでも何とか最少失点にとどめていたが、虎の大物ルーキーの前に屈したマウンドとなってしまった。

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