広島引き分け 粘った床田、被安打8でも1失点「次の登板がすごく大事になる」
「広島1-1巨人」(4日、マツダスタジアム)
先発した広島の床田寛樹投手(26)は今季最長の7回を投げ、8安打1失点と粘投した。
四回1死から三連打を浴び、先制を許したが、その後は粘り強い投球で要所を締めた。
七回には2死二、三塁のピンチを背負うもスモークを三振。この回に最速152キロを計測するなど終盤まで直球の球威が衰えることはなかった。「何とか点を取られた後もずるずるといかず、それは良かったかなと思う」と話した。
佐々岡監督は「余力があったんだろうけど、ギアが入って振り絞った投球だった。よく粘ったと思う」とたたえた。
五回には1死三塁で高橋から左犠飛を放ち、すぐさま同点に追いつくなどバットでも存在感を示した。
勝ち星はつかなかったが、次回登板につながる内容を示した。「連続でいい投球をしないといけない。次の登板がすごく大事になる。何とか粘り強く投げたい」と左腕。3月31日の阪神戦以来となる2勝目を今度こそたぐり寄せる。