広島・ネバラスカス いきなり150キロ ド迫力シート打撃初登板

 シート打撃に登板し打者と対戦するネバラスカス(撮影・立川洋一郎)
 シート打撃登板を終え佐々岡監督(右)と言葉を交わす(撮影・立川洋一郎)
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 広島の新外国人、ドビーダス・ネバラスカス投手(28)=前パイレーツ=が7日、マツダスタジアムでの全体練習に参加し、シート打撃に初登板した。3安打は許したが、最速150キロを計測した力強い直球をアピール。先発として期待されるリトアニア出身の本格派右腕が、スタミナ強化を図りながら調整を進めていく。

 自慢の速球がうなりを上げた。本拠地のマウンドを初めて踏んだネバラスカスは力強く腕を振った。「投げて休んで、また投げて。そういうレペティション(インターバル反復練習)ができたのは良かった」と満足げに振り返った。

 3セットに分けて投球。直球や落差のあるカーブを軸にスライダー、チェンジアップなどの持ち球全球種を47球。打者14人に対して安打性は3本だった。身長190センチから投げ下ろす姿は迫力十分。「変化球の精度は悪くなかった。配球ですね。もう少しゾーンの中に収めたい」と次回へのテーマを挙げた。

 先発として期待される右腕は、リトアニア出身初のメジャーリーガー。最速157キロを誇る本格派で、この日は最速150キロを計測した。見守った佐々岡監督は「力強い球を投げていた」と評価。横山投手コーチも「球威があった」と目を細めた。

 今後は2軍戦に登板し、球数やイニング数を徐々に増やしていく予定で「今必要なのは、スタミナをつけてイニングをたくさん投げること。それが課題」と体力強化をテーマに掲げた。

 「何よりもチームが勝つための投球をしていきたい」。コロナ禍で来日は遅れたが、状態を上げて低迷するチームの救世主になる。

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