広島・西川龍馬が挽回誓った!「僕と誠也が打てば」中軸の責任感にじませた
広島の西川龍馬外野手(26)が11日、自身のバットで得点力不足を解消すると意気込んだ。現在3試合連続無安打中で、得点圏打率も・206と沈む。チームは先週の5試合で2度の零封負けを含むわずか7得点と攻撃陣の奮起は不可欠な状況。中軸を担う一人として責任感をにじませ、挽回を誓った。
もどかしさを誰よりも感じている。それでも、苦しんだ末に光があると信じている。9日の中日戦で今季6度目の零封負けを喫するなど、先週5試合で計7得点。1試合平均1・4得点と打線全体が低調だ。西川は「今は僕と誠也(鈴木)でブレーキをかけているようなモノ。それは誠也も僕も分かっている」と中軸打者としての責任感をにじませた。
自身は3試合連続無安打中で、打点も7試合続けて挙げられていない。好調時と比べ「打席の中で『ただ迷っている』というだけですかね。いろいろ考え過ぎて。甘い球を見逃して、追い込まれて三振したくないから、焦って当てにいったり」と自己分析した。
1番に座る菊池涼はリーグトップの打率・360と絶好調で、得点圏に走者を置いた場面で多く打席が巡る。自らが打てば主導権を握るだけでなく複数得点も期待できるとあって「チャンスで打てていないので、何とか打ちたい。僕と誠也が打てば、つながると思う」と腕をまくった。
この日は12日からのヤクルト戦(神宮)を前に、マツダスタジアムで全体練習。フリー打撃後は、体を大きく使う意図でロングティーも行った。「まだ残り(試合)が多いし、何とか挽回できるように」と闘志を燃やした西川。打線の中心に座る男が、今週こそ低空飛行に別れを告げる。