広島・大瀬良は6回3失点で今季初黒星 コロナ禍の緊急事態「みんなで頑張っていきたい」

 復帰後初登板で力投する大瀬良(撮影・佐藤厚)
 5回、ウィーラー(後方)に逆転の2点適時二塁打を打たれた大瀬良(撮影・堀内翔)
 5回、逆転を許した大瀬良。生還する梶谷(左)=撮影・堀内翔
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 「巨人7-2広島」(18日、東京ドーム)

 右腓腹(ひふく)筋の筋挫傷から復帰登板した広島・大瀬良大地投手(29)は6回8安打3失点。コロナ禍に見舞われるチームを白星に導けず、今季初黒星を喫した。

 悔やまれたのは味方が2点を先制した直後の五回。1死三塁で炭谷の中前適時打で1点差に迫られた場面だ。2ストライクからの3球目が「中途半端な高さにいってしまった」と、高め直球を運ばれた。自身が優位なカウントで失点し、結果的に上位につながれる痛い一打となった。

 その後2死一、二塁でウィーラーに2点適時二塁打。四回まで2安打に抑えていたが、五回だけで5安打を集められた。佐々岡監督も先制直後の失点に「踏ん張ってほしかった」とエースらしさを求めた。

 チームは前日に菊池涼介内野手(31)ら3選手の新型コロナウイルス感染を発表した。1、2軍で計17選手を入れ替える、緊急事態の中で臨んだ一戦。次戦以降に向け大瀬良は「みんな一戦一戦、あきらめずに戦う気持ちでいる。みんなで勝てるように頑張っていきたい」とナインの思いを代弁しながら前を向いた。

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