広島-阪神3連戦の延期を発表 新たに鈴木誠ら7人コロナ感染影響で

 広島対阪神戦が中止となったマツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
 広島3連戦が中止となり、報道陣シャットアウトで行われた阪神の全体練習(撮影・田中太一)
阪神戦の中止が決まり、チケットの払い戻しに訪れるファンら=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
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 広島は21日、マツダスタジアムで同日に開催予定だった阪神3連戦の延期を発表した。球団で8選手を含む計10人が新型コロナウイルス陽性判定を受けたため、延期に至った。代替日は後日発表。

 球団は20日、1、2軍の首脳陣、選手、スタッフ全員の計146人を対象に新型コロナウイルスを調べるPCR検査を実施。その結果、新たに7人の陽性者が確認された。

 陽性判定を受けたのは鈴木誠、長野、石原、羽月、大盛の5選手に加え、朝山打撃コーチとスタッフ1人。全員無症状で今後は、管轄保健所の指示に従い静養に努める。濃厚接触者に関しては管轄保健所と連携しながら特定を進めていく。

 17日には菊池涼が39・8度の発熱を訴えて検査の結果、陽性と判定。その後、1軍の佐々岡監督、選手、スタッフら計74人が検査を受け、正随と小園が無症状ながら感染が判明。他の72人は陰性判定を受けていた。

 チームは翌18日から東京ドームで巨人2連戦を行い、20日の朝に帰広。中2日を空けた検査で17日に陰性だった7人の陽性が判明した。21日からの阪神3連戦の開催有無について、鈴木球団本部長は20日午後11時過ぎの段階で「試合開催はNPB、管轄保健所と連携して対応にあたる。決まり次第、発表する」と話していた。

 チーム全体が、コロナ禍に襲われる緊急事態。先行き不透明の状態が続いている。

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