広島、4点差追いつきドロー 1軍復帰の4番西川2安打3出塁「みんな帰るまで我慢」

7回、同点に追いつく右犠飛を放つ広島・坂倉=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
2回、中前打を放つ広島・クロン=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
2回、中前打を放つ広島・西川龍馬=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
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 「広島4-4西武」(27日、マツダスタジアム)

 広島は4点差を追いつくなど打線が粘り、西武に引き分け。新型コロナウイルス陽性者発生の影響で21日からの5試合を延期していた中、交流戦初戦をドローに持ち込んだ。

 0-4の二回に坂倉が右前適時打。六回は2死一、二塁から相手のけん制悪送球で二走・西川が生還。安部の適時打で1点差に迫り、七回は坂倉の犠飛で同点に追いついた。

 チームにとって19日・巨人戦以来、8日ぶりの一戦。「感染拡大防止特例2021」で18日に出場選手登録を抹消されていた西川は4番に入り、自身11日ぶりの実戦で2安打3出塁。「きょうみたいに、つないで点を取れたことは良かった。みんなが帰ってくるまで我慢してやることが大事」と、中軸打者として呼びかけた。

 菊池涼や鈴木誠ら主力が不在で、11人の選手を欠いた中での再出発。主導権を握られた中、負けなかった。佐々岡監督は「いい攻撃だった。よく追いついた」と打線の粘りを高く評価し「とにかく全力で、チーム一丸となって戦っていくだけです」と引き締めた。

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