元広島・小窪 独立L「熊本で結果を出し、NPB復帰へ」火の国5日入団会見
独立リーグの九州アジアリーグ加盟の「火の国サラマンダーズ」(熊本)は4日、昨季限りで広島を退団した小窪哲也内野手(36)が入団に合意したと発表した。
小窪は昨年11月に広島からの指導者打診を断り自由契約の道を選択。広島市内でのトレーニングと並行し、元広島コーチの永田利則氏が監督を務めるMSH医療専門学校野球部の練習に参加し獲得オファーを待っていた。
NPBへの復帰を考えていたところ、デイリースポーツが5月下旬に配信した小窪の記事を見た球団関係者が、獲得を打診。複数チームから獲得の意向を示された中、最初に声をかけてくれた同チームへの入団を決めた。
火の国は熊本県内初のプロ野球チーム。初代監督は、西武やソフトバンクで活躍した細川亨氏が務めている。小窪は「目の前の試合を一生懸命やりたい。いろんな人に支えてもらった。熊本で結果を出し、NPB復帰へ続けば良い」と話した。
小窪は単身で熊本へ。5日に入団会見に臨む。
◇小窪 哲也(こくぼ・てつや)1985年4月12日生まれ、36歳。奈良県出身。175センチ、83キロ。内野手。PL学園、青学大を経て2007年度大学生・社会人ドラフト3巡目で広島入団。16年は選手会長としてリーグ優勝に貢献。昨季限りで広島退団。21年6月に熊本県を拠点とする独立リーグ「火の国サラマンダーズ」と契約を結んだことを発表。NPB通算705試合で打率・259、18本塁打、153打点。