広島・鈴木誠「今はヤジばかり、すごい声援のある球場に」6戦4発上昇気配 逆襲誓う
「広島7-1阪神」(2日、マツダスタジアム)
打線がつながった広島が阪神に大勝。阪神戦の連敗を5で止め、カード初戦で白星を挙げた。
二回に一挙7点を奪って阪神・西勇を攻略。火付け役になったのも、締めくくったのも4番・鈴木誠だった。
先頭で打席に立つと左翼スタンド奥へ特大の先制12号ソロ。この後、打線が繋がり、菊池涼、西川にも適時打が飛びだして4-0。さらに2死満塁の場面で、鈴木誠はこの回2度目の打席を迎えた。今度は左中間へ走者一掃の適時二塁打を放った。
ヒーローインタビューに立った鈴木誠は本塁打を「タマ(先発の玉村)が頑張っていたので何とか打ちたいなと思って打席に入ったので打てて良かったです」、3点二塁打を「みんながいい場面でつないでくれたので積極的にスイングしていこうと思った結果がああいうふうになったのでよかった」とそれぞれ振り返った。
1日の巨人戦に続く今季3度目の2試合連続本塁打。直近6試合で4本塁打と上昇気配を漂わせる主砲。佐々岡監督も「ほしかったところで4番の仕事をしてくれた」と評価する活躍だ。
この日の1発でライトル、小早川を抜いて球団歴代単独12位の156本塁打となった鈴木誠。ファンに向けて「ここまで不甲斐ない試合ばかりでファンのみなさんを悲しませている。ここから頑張って、前みたいにすごい声援のある球場にしたいので。今はヤジばかりなので少しはいい声援をもらえるように頑張っていきたいです」と誓っていた。